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KYMCO MAGAZINE Vol.5


KYMCOのラインアップはどれも明確な特徴がある。ラージホイールのTersely、
フルスケールのX-TOWN CT、スポーツ走破性に特化したKRV180 TCS、それぞれが分かりやすい特徴があり
ニーズもはっきりしている。そんな中に現れたアローマ150は一言で言うとエレガント。
万人に愛されるデザインがその印象ではないだろうか。

2024年、KYMCOは創業60周年を迎え、その記念すべき年に導入されたモデルがこの、「アローマ150 特別仕様車」である。
そのデザインは美しく、ヨーロッパの街並みにもよく似合うシンプルでモダンクラッシックなルックスが特徴的である。

特に前方から後部に至るまで一直線に流れるようなボディラインは無駄がなく、統一されたブラックカラーにホワイトのパイピングシートが際立ち、洗練された印象を醸し出してくれる。

デザインだけでない、実用性も兼ね備えてているこのアローマ150は、日本導入にあたり先行してヨーロッパで発売されている「LIKE」を改良して新設計のボディを採用。
これによりシート高は760mmと、2022年12月現在の150ccクラスのスクーター(国内メーカー、正規輸入車の現行モデル)の中で最も低い値。
スクーターの選択で、シート高は私たち日本人にとっては重要な問題。この高さを表す数字は大きなアドバンテージとなる。車両重量は128kgと軽量なボディとなっており、同クラスの国内スクーターと比べても優勢であることが分かる。
更に扱いやすさを予感させる前後12インチホイール&フラットなステップボードを採用、これによりスマートに乗り降りできるのも嬉しいポイントだ。

エンジンは150ccの空冷4ストローク4バルブ単気筒SOHCで、最高出力は9.8kw / 8,500rpm、最大トルクは12Nm / 6,500rpm。
125ccでは物足りないと感じる方にもこのパワーなら十分に応えられる性能であろう。

タウンユースにおいても、その魅力は発揮。筆者も都心がメインユースだが、頻繁に乗り降りする際に
シートが低いことと、フラットフロアの効能は絶大である。シートに格納式フックも付いているのでバッグや買い物袋を固定するのに重宝する。ヘルメットホルダーが装備されているのも嬉しい装備だ。

さらに、この特別仕様車にはリアBOXとBOX取付用リアキャリアが付属。ヘルメットは勿論、大きな荷物やちょっとした旅にも対応できる程の収容力がある。


また、特筆すべきは、エンジン始動キーとリアBOXのキーが共通(ワンキー)となっており複数のキーを持たなくてもよくなっている。
ぜひ近いうちにアローマに乗り、ショートトリップを試みたいものだ。