Racing S 150

特徴的なデザインコンセプト

斬新なデサイン、スポーツバイクの要素を導入し、コーナリング中の操作安定性を高めています。筋肉を連想させるダイナミックで力強い曲線と多層面で構成された高品質なボディデザイン、特徴的なライティングシステム、別体式LEDウインカー、露出式ハイドロフォーミングフレーム、ライダーとRACING S 150の完全な一体化を実現しました。

フリクションロス低減技術
シリンダーをオフセットさせることでピストンの側面圧を落としフリクションロスを低減するオフセットシリンダーや、ニードルベアリングによるローラーがカムシャフトとのフリクションを抑えるローラーロッカーアーム、NASA が開発した耐熱性に優れ変形の少ないMSFC388アルミニウム素材のピストンなどにより、エンジン内部のフリクションロスを徹底的に抑えることで、エンジンパワーのロスを低減し、優れた出力特性を実現しました。

スポーツライドを可能にする為に考慮されたフロント&リア足回り
フロントの足回りには高強度ブラケットと65mmマウントピットを採用し、サスペンションはシングルショックへのカスタムを可能にするスペースを確保。最大40度以上のバンク角によりワインディングロードやコンパクトなターンが必要なシーンでも安心してバイクを寝かせられるので、スポーツライドを堪能することが出来ます。またフロントブレーキには300ccクラスのスクーターと同様のΦ27mmピストンを使用したキャリパーに加えてΦ240mm フローディングペタルディスクブレーキを搭載。加減速時の安定性や旋回性を高いレベルに引き上げ、自分の意のままに操れるコントロール性を実現しています。

快適性を追求したエルゴノミックデザインシート
Racing S のシートは人間工学に基づき開発されました。このシートはライデイング時の負担を軽減するよう追及し、自然な乗降動作が可能な形状と、滑り止め効果のあるシート表皮、そしてクッション性の高い座面により快適性が確保されています。シート内ラゲッジスペースは平坦で使いやすい形状とし、XLサイズのフルフェイスヘルメットが収納可能です。(※ヘルメットの形状や種類により収納できない場合があります。)また、ヘビーユーザーの要望に応えるべく、メインスイッチからワンタッチでオープン可能なシートと給油口、ヘルメット+α(雨具など)を収納可能なシート下収納スペース、スマートフォンの急速充電が可能な5V2A USB充電ソケットなど、普段使いで大活躍するユーティリティを充実させました。

ヘルメットを収納しても余裕のある
ラゲッジスペース

メインスイッチからワンタッチでオープン可能なシート下の収納スペースはインジェクションシステムの小型化とフレーム形状の変更によりさらに拡大され、 XL サイズのフルフェイスヘルメットを収納しても余りある容量を確保。※ヘルメットの種類によっては収納できない物もあります。※画像はRacing S 125 の画像となります。形状・容量についてはRacing S 150も同様となります。

Racing S 150専用設計デザイン

Racing S 150 のサイドカウルは切断されたブロックの様なエッジの効いたデザインとし、Racing S 150 の優れた性能を強調しました。低く構えたデュアルヘッドライトに象徴されるRacingシリーズのアイデンティティを踏襲しつつ、奥行き感のある立体デザインのヘッドライトや、U字型LEDテールランプは、一目で「Racing S」と判る個性を主張します。ボディサイドに露出するフレームは金属ならではの重厚感を漂わせ、これまでのスクーターにはない高い質感を実現しています。

VVCS可変バルブ機構でパワーを最大限発揮する空冷4バルブ単気筒エンジン

RacingS150 に搭載される新型バトルアックスエンジンには、油圧を用いた可変バルブタイミング機構VVCS を搭載、6,500 回転を境に、吸気側カムシャフトを切替え、低速の時にはバルブリフト量の小さなカムシャフトを利用してトルクを強化すると同時に、燃料の消費を抑えます。逆に高速時にはバルブリフト量とオーバーラップの大きいカムシャフトに切り替えることで、吸気量を増やし、エンジンパワーを最大限引き出します。また、新たに採用されたKEIHIN 製インジェクションシステムを採用し、高精度な8ノズルインジェクターが、燃料を細霧状にすることで燃焼効率を高め、環境性能を向上させながら、スロットル操作にレスポンスよく反応するエンジン特性を実現しました。

自由度の高いライディングポジション

前方にフットレストを備えたフラットなフロアボードと、エルゴノミックデザインのシートは、シチュエーションによって使い分けることのできる3つのライディングポジション（アーバンモード、レーシングモード、ツーリングモード）を提供。長距離走行における疲労の低減と、スポーツ走行時のホールド性を両立しています。

IoV テクノロジー“Noodoe”標準装備

Noodoeは3つのツール「スマートメーター、スマートフォン専用アプリ、ハンドルコントローラ」によって構成され、スピードと時間表示といった基本機能のほか、天気予報、グループコンパスの表示。また停車時には各種SNSの更新通知や不在着信通知など、様々な情報が表示可能です。また各メーターは、ユーザーが撮影した写真を背景に設定したり、オリジナルの素材をもとに好みのデザインを作り上げることが可能です。作成したデザインはアプリを通じて世界に向けて公開することが出来ます。※安全上の予防措置として、車両が完全に停止した時にのみメッセージや通知を確認することが可能です。